混乱した状況下での情報共有

混乱した状況下(人の気持ちに余裕がない状態)では情報共有が
上手くされないことが多々あります。

東京電力の福島第一原子力発電所の事故の件、
記憶にある方も多いのではないでしょうか?

報告書を見てみると情報共有の失敗が一つの要因としてあることが良く分かります。

現場内での情報共有、
現場から本部への情報共有、
本部から現場への情報共有、
いずれもにおいて失敗があったそうです。

しかも本部にいる所長の所には本店や官邸からの指示や問合せがどんどん来ている状況です。
かなり混乱していたであろうことは容易に想像がつきます。

想像するだけでもぞっとしますよね。
そんな中で判断を下して実行しなければならなかった全ての関係者の皆さんに改めて敬意を表します。

では失敗があったから何でもかんでも情報共有するようにしよう!などと言うのは単純すぎますね。本部にどんどん問い合わせが来て混乱していたように何でも共有しようとすると、発信する側も受ける側も情報が多すぎてかえって混乱します。

何をどこまで共有すべきなのかを予め決め、訓練で実践を重ねておくことが重要です。
これは皆さんのお仕事においても同じではないでしょうか?

情報共有が少なすぎる人もいれば、なんでも聞いてきて仕事が進まない人もいるでしょう。そもそもの原因は、何をどこまでどう伝えるのか等の方針が明確に決まっていないのが原因ではないでしょうか?

しかも重要なのが、平時の何もない状況前提での情報共有を想定していても意味がありません。
福島第一原子力発電所の場合も通常電力がなく平時と同様の連絡手段などは整えられなかったということも混乱の一因にあるでしょう。

皆が忙しくて、それどころじゃない中でどう必要な情報共有を行っていくかを考えていきましょう。意識してやってね、では忙しくて余裕がない時は忘れます。無意識でもできるレベルまで分かりやすく、実施しやすくして、訓練を重ねていきましょう。

では皆さん、幸せな職場づくりを!

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チームビルディングは実施後のフォローが非常に大切です。
もしも御社でチームビルディングの試みを実施された場合には
1度やって終わりではなく、最低でも月に1回はフォローの
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