「次世代リーダー」とは何か?今こそ育成が求められる理由

久しくブログの投稿ができておりませんでしたが、また新たに雰囲気を変えて再開してまいります。

「次世代リーダー」とは何か?今こそ育成が求められる理由

「次世代リーダー育成」という言葉を耳にする機会が増えた昨今、なぜそれが今、強く求められているのでしょうか。経営層の高齢化や人材不足という表面的な問題だけでなく、組織そのものの持続可能性が問われる時代に入っています。

■ 「次世代リーダー」とは誰のことか?

「次世代リーダー」とは、単に年齢が若い管理職候補を指す言葉ではありません。むしろ、これからの組織を牽引していく意志と能力を持ち、ビジョンを描きながら人と組織を動かすことのできる人物のことを指します。

具体的には以下のような特徴を持っています:

  • 現場の課題を的確に捉え、行動に移す推進力
  • メンバーの強みを引き出す関わり方(ファシリテーション・コーチングなど)
  • 組織目標と自分の役割を接続する戦略的思考
  • 自ら学び、変化に適応し続ける力

こうした力は、一朝一夕に育つものではありません。だからこそ、計画的かつ実践的な育成が必要になります。


■ なぜ「今」、育成しなければならないのか?

この問いには3つの明確な理由があります。

1. 世代交代の波が迫っている

団塊ジュニア〜バブル世代の管理職が退職を控える中で、現場を支えるリーダーが圧倒的に不足する“幹部の空洞化”が始まっています。育成を後回しにすれば、ポジションだけが空き、実力を伴わない人材が据えられる危険もあります。

2. 自走する組織を作る必要がある

変化が激しい今の時代、トップダウンの指示待ち型組織ではスピード感を持った対応ができません。現場で判断し、実行する「自走する組織」を支えるのが、次世代リーダーの存在です。育成はその根幹を成します。

3. 人材定着・採用への影響

若手社員の離職理由の上位には「成長実感の欠如」「尊敬できる上司がいない」といった要因が挙げられます。リーダーが育っていない職場ほど、人が定着せず、新たな採用にも苦戦する悪循環が生まれます。


■ リーダーシップは才能ではなく「鍛えるもの」

リーダーシップというと、「向いている人」「カリスマ的な人物」という印象を持たれがちですが、実際には訓練・経験・フィードバックによって誰もが磨ける力です。

当社が提供している研修では、軍隊式の戦闘シミュレーションや変化の激しい環境下での意思決定トレーニングを取り入れることで、「頭で理解するだけでは身につかない」実践型リーダーシップを体感から学べます。


■ 最初の一歩は、任せること

次世代リーダーの育成において、最も重要なキーワードの一つが「任せること」です。ただし、丸投げではなく、適切な難易度と支援のバランスを保ちつつ、実践の中で学ばせる必要があります。

失敗を恐れずチャレンジできる風土を作り、振り返りを通じて成長を実感させる。これが次世代リーダー育成の基本姿勢です。


■ まとめ:育成は「今」始めるべき投資

次世代リーダーの育成は、未来に対する組織の“投資”です。変化の激しいこの時代にこそ、育成のタイミングを先延ばしにすることは大きなリスクとなります。

「人は変えられない」という声もありますが、「人は、変わる意志と環境があれば、変われる」のもまた事実です。

組織の未来を担うリーダーを、自社で育てていきましょう。

次世代リーダーの育成には戦闘型次世代リーダー育成研修がおススメです。
https://k-7.jp/trainings/next-generation-leader/