OODAループ

こんにちは!

K-7の北村です。

 

最近弊社の戦闘型OODAループ研修に関するお問い合わせが増えてきておりますので、OODAループに関して少しお話ししておきます。

 

まず、OODAループとは何かについてお話しします。

アメリカ空軍のジョンボイド大佐が開発した変化に柔軟に対応して目的達成をするための意思決定の理論です。

 

OObserve:観察)OOrient:情勢判断)、DDicide:決定)、AAct:行動)の頭文字を取ってOODA(ウーダ)ループと言います。

PDCAサイクルと取って代わる!などと言う方もいますが、そうではなく、補完し合う関係と言えるでしょう。

 

PDCAサイクルは元々製品の品質向上のプロセスから生まれていますので、予測のできる状況で改善していく場合に有効です。

 

OODAループは元々戦闘機同士の空戦から着想を得て生まれていますので、次にどうなるか予測のできないような変化している状況で目的達成を行う場合に最適です。

 

とは言え実際の業務においてPDCAサイクルとOODAループには明確に区別されて活用されているとは言い切れません。

なぜならPDCAについての認識が人によって異なり、PDCAを高回転させているつもりが実は無意識にOODAループを回していることがあるからです。

 

客観的にみるとPDCAOODAが分かれているように見えても本人からすれば一緒であれば逆に勉強の仕方によっては意識しすぎて上手く回せなることだってあります。

 

なので現状をよく見てそれに合わせたOODAループの学び方をする必要があるわけです。

 

そもそものOODAループとはざっくり言うと、状況を観察して、何が起きているかを理解、どうするか決断、行動するという流れを高回転させることがOODAループです。

 

必ずこの流れ通りになるわけではなく、観察だけで終わることもあれば、決断までして行動はしなかったりなど、OODAの中で行ったり来たりを繰り返すためにサイクルではなく、ループと言われているのです。

OODAループを知らない人でも普段から結果の読めない状況では意識せずとも行っています。

 

例えば買い物に行った際にどの店を選ぶか、店や店員の雰囲気、お客さんの様子、商品などを観察し、どういった店なのかを判断、寄るかどうかを決断して、実行する。などは普段から無意識に行っているはずです。それがOODAループです。

 

これを高回転させることで、結果が読めない状況でも臨機応変に行動し、柔軟に目的達成が出来るようなります。

 

OODAループが最近注目されているのは、現場に権限を委譲して、変化する状況において現場が自分たちで考えて目的達成を出来るようになるからです。

 

指示待ちや計画通りにしか動けない所に問題意識を持っている会社にはまさにぴったりな理論と言えるでしょう。

 

次回は、個人でOODAループを回す場合と、組織でOODAループを回す場合での違いについてお話ししていきたいと思います。

お楽しみに!

 

★★戦闘型OODAループ研修については下記サイトから!★★

https://k-7.jp/training/ooda/

自衛隊演習型研修と同じ内容です。

https://k-7.jp/jieitai/

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